断捨離しがたし…本の山
来月の引っ越しに向けて、
ここ数日、ひたすら部屋の断捨離をしている。
「断捨離」って,
いつの間にか生活に浸透している言葉だけど
Wikipediaをみたら、言葉自体は1976年に沖正弘さんという人が
著書『ヨガの考え方と修業法 上巻』で使い始めたのが最初らしい。
思ったより新しいような、古いような。
ちなみに、流行りのきっかけになったのは、この本がヒットしたかららしい。
やましたひでこ(著)『新・片づけ術「断捨離」』マガジンハウス、2009年
確かに、
「単純にモノを捨てる+執着を断ち切って身軽な生活を手に入れる」という概念を
一言で表せるから、使い勝手がいい。
単に「捨てる」「処分する」というと
もったいない…、まだ使える…と思ってしまうけど
「断捨離!」というと
そこに適切な整理、のような前向きなニュアンスが加わるから
自分を鼓舞するためにも、使い勝手がいい言葉だと思う。
新しい言葉だけど、
年代問わず大体誰にでも通用するほど浸透しているのもすごい。
IT用語みたいに、内容自体が新しいわけではなく
単語の内容自体は、ごく普遍的なことなのに
今までそれを表す言葉がなかったことにも
言葉ができて初めて気付くことができる。
こうして新しい言葉が生み出されていくことを
リアルタイムで体験しているんだなあ、と雑感。
引っ越しのたびに、
一番断捨離しにくいのが「本」。
本棚の一つの棚に
文庫本や漫画が、3列にぎゅうぎゅう詰まっている。
朝に20冊以上捨てたけど、まだぎゅうぎゅう。
汚すぎて写真に撮れなかったけど、同じ状態のがもう一段ある。
この他に、専門書や諸々の資料が3段分ある。
段ボールに詰めたら、これだけで5個以上。
本だけの段ボールは重くて持てないから、
分散して梱包しなくてはいけず、それも面倒。
何より、私は「本」が一番捨てにくい…!!
引っ越しのたびに50冊以上は捨てているけど
棚のスペースが空いているとつい買い足してしまう。
電子書籍じゃなくて、「本」で
手元に持っておきたい派なんです…!!
でも、新居は本当に狭いため、
今回は、大分処分しなくてはいけない。
そういえば
書斎のある家に住むのが
憧れだったなー…
そんな日を迎えることは
残念ながらなさそうなので
今の自分に必要な分を見極めて
断捨離します。
ただ処分するんじゃない、人生に必要な「断捨離」なんだと思いながら、うぅ。