薬膳を意識した料理 オクラ入りたこ飯,他
薬膳教室で習った料理を2つ作ってみた。
ちなみに、薬膳の定義は、「身体を意識した食事」らしい。
症状(例:肌荒れ)だけでなく、自分の体質に着目し、適した食材や食べ方を意識するとことが中医学の基本らしい。
思ったより、ざっくばらんとしているけど
その分取っつきやすい。
まだ、「らしい」ばっかりだけど。
「オクラのたこ飯」
材料を入れて炊飯器で炊くだけ。
美味しい。
でも、一人だから一度には食べきれない。冷凍しても大丈夫なのかな?
「切干し大根・黒きくらげのキムチ和え」
乾物なんて普段自分では使わないけど、教室で一回使っているからか
ハードルは下がる。そして意外とらくちん。
冷蔵庫で数日は持つみたいだし、冷やして食べると美味しい。
以下自分の復習用。
たこ:補血類 体力UP
血虚の人におすすめ。
「血」を補って、「肝」の働きを高め、肌荒れの改善などに効果的。
「気」を補う作用もあり、特に筋肉の衰えや疲労によい。
身体を冷やす作用が強いので、冷え性や胃腸の弱い人は食べすぎ注意。
五味:甘 鹹
五性:寒
帰経:脾 肝
黒きくらげ:咳に効果あり
「血」とともに「気」を補う作用がある。「肺」に潤いを与え、咳を止める働きがある。
五味:甘
五性:平
帰経:脾 肝 肺 大腸
疑問 薬膳の○○に効く、は何の根拠があるのか?
たった1ケ月だけど、薬膳を学び始めて、強く思うのがこれ。
趣味として学ぶにはとても面白いし、身体の状態に合わせて食事をすることも納得できる。
でも、例えば「きくらげが咳にきく」「たこは血を補う」とか、何をもってそう
言っているのかが謎!
例えば、西洋医学で薬の効果を確認する際は、RCT(Randomized Controlled Trial)で実験し、証明する。
薬膳でも、それは行われているのだろうか。
きくらげが咳に効くって言われているって、誰が言い出したのか。誰か証明したのか。
個人的な見解だけど、きっときちんと調べていけば証明できることは多いんだと思う。
たこが、「気」を補う作用もあり、特に筋肉の衰えや疲労によいっていうのは
西洋医学で言えば、たこはタンパク質の他、タウリンが豊富に含まれていて肝機能を活発にして解毒作用を高めるところと合致するのではないか。
かなりざっくりだけど。
薬膳でいう経験則も、大事なことだと思う。
医療の世界においては、「証明」できたはずのことがひっくり返るなんてことは
珍しくもなく、現時点で「証明」できていることが全てではないと思う。
過去の経験則を体系立てたものが「薬膳」なら、そこが信頼の根拠になると思う。
でも、現時点でどのくらい証明できているのかをしっかり把握することは
物事を判断する上で大事だと思う。
誰か詳しい方いたら、教えて頂きたい…
自分でも、ちょっと調べてみたいと思う。
まだ、仕事のこととかあんまり考えたくないし...(汗)
全力で後ろ向きな日々ですね。
本当にやらなければいけないことは、あるんだけども、なかなか前を向けません。